米大リーグ(MLB)の試合で子どもがファウルボールに当たって
病院に搬送されるアクシデントが発生し、
MLB機構は防護ネットの必要性について改めて検討する事態に直面した。
ヒューストン・アストロズの本拠地ミニッツメイドパークで行われた29日の試合で、
シカゴ・カブスの中堅手アルバート・アルモーラ・ジュニアが放った鋭いライナーが
観客席に飛び込み、女児に直撃するという事故が起きた。
アストロズのコメント文によると、この女児は病院に搬送されており、
地元の報道ではけがは深刻なものではないと伝えられた。
しかし、アルモーラ・ジュニアはこのアクシデントにひどく動揺し、
数人のチームメートから慰められたほか、
一時は警備員にすがって泣き崩れる場面もあった。
アルモーラ・ジュニアは試合後、「打席では必死で落ち着こうと努力したが、
イニングの途中でもう耐えられなくなってしまった」と明かした。
子どもがファウルボールで負傷するという同様の事故は、
2017年にニューヨーク・ヤンキースの本拠地ヤンキースタジアムでも起きていた。
ヤンキースはその後、当時MLBが定めていたガイドラインを超える
大きな防護ネットを設置する決断を下した。
MLBでは昨年、2018年シーズンの開幕までに少なくとも両軍ダウアウトの端まで
防護ネットを拡張することを推奨していた。
しかし、今回の事故はビジター側のダウアウトから10フィート(約3メートル)ほど先で
起きてしまった。
MLB機構は30日、またもファンが負傷してしまった事態に
「極めて遺憾」とするコメント文を発表すると同時に、
この問題について再度見直しを図ると付け加えた。
【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】より
日本のプロ野球球場は、バックネット裏は文字通りネットが張られており
強いファウルチップの直撃は少ないです。
少ないですと書いたのは、ゼロでは無いという事です。
観客席の前すべてにネットが張られているわけでも
天高くどこまでもネットがあるわけではありません。
野球場とは危険な所。
石のような硬球が観客席めがけて飛んできます。
軟式ボールでもそれなりに痛いのに、硬球ときたら本当に痛いです。
ですから、試合中は絶対に球から目を離してはいけません。
考えてみると、観客席すべてにネットを張って飛び込まないようにしないと
危なくて来場さえできないような場所なのです。
時々小さい子供や、赤ちゃんを抱っこで連れている人を見ますが
確立が低いだけで、ボールに当たる可能性は必ずあるのです。
気をつけましょう。
球場内でボールが当たったら、楽しい試合もそこで終わりです。
楽しく観戦するためにも、自己防衛は必要です。