東大の医科学研究所の研究チームが
異なる種の動物の体内で作った臓器を移植し
病気の治療に効果を発揮したそうです。
遺伝子操作ですい臓が出来ないようにしたラットの受精卵に
マウスのips細胞やES細胞を注入しラットの子宮に戻す。
そうすると誕生したラットのすい臓はマウスのもので
一般的なマウスのすい臓の10倍ほどの大きさに育ったそうです。
育ったすい臓から膵島(インスリンを分泌するところ)を取り出し
糖尿病を発症させたマウスに移植したところ血糖値が正常になったとのこと。
拒絶反応を抑える薬も5日間の投与のみで、その後は必要なし。
しかも、ラットの体内で育った膵島は血管にラットとマウスの細胞が混じっていたが
移植1年後にはラット由来の細胞は免疫反応で排除されていたそうです。
これが常時的に成功するのであれば
いずれはブタなどの体内でヒトの臓器を作って移植することも可能で
今まではドナーを待っていて、その間に病気が進行して間に合わない。
そんなことも無くなり、どんどん移植が進んでいく・・・・。
利点ばかりではない、複雑な問題も絡んできそうです・・・・。
本日も午後6時まで診療しております。