ぜんそく治療薬(シクレソニド)で新型コロナ症状改善

2020.03.04

日本でぜんそく治療薬(シクレソニド)を使って

新型コロナウイルス感染症の治療に成功した事例が報告された。

3日のNHKによると、ぜんそくの治療に使われる吸い込むタイプの薬を

新型コロナ患者に投与した結果、症状が改善したという研究結果が、

日本感染症学会のウェブサイトに掲載された。

今回の研究は、大規模な集団感染が発生したクルーズ船

「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客を治療した神奈川県足柄上病院などが実施した。

医療関係者は陽性判定の肺炎患者3人にぜんそくの治療薬

「シクレソニド(Ciclesonide)」を本人の同意を受けて投与した。

この薬はステロイド成分の免疫抑制剤。

3人はともに65歳以上の患者で、重症ではないが酸素呼吸器治療を受けていた。

3人の患者に先月20日、シクレソニドを投与した結果、

2日程度で症状が改善し、73歳の女性1人は完治判定を受けて退院したという。

医療関係者は患者に肺まで薬の成分を吸入させた結果、

ウイルスによる肺炎症状を抑制する効果が表れたと説明した。

しかし臨床事例があまりにも少なく、まだ効果を評価するのは早い段階であり、

他の医療機関と共同で研究を拡大する計画だと、NHKは伝えた。

 

~~~中央日報日本語版より~~~

 

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