2019年4~12月に市街地に迫るなどして、
捕殺されたツキノワグマとヒグマの数が
環境省の集計で5667頭(速報値)となり、
年度内でありながら過去最多を更新中だ。
全国的にクマの分布域が拡大している上、
餌となる木の実が凶作で人里への出没が相次いだためとみられる。
冬眠期の12月に入っても200頭超を捕殺しており、
専門家は「暖冬の影響で冬眠が遅れ、
餌を探し回るクマが多かったのではないか」とみる。
集計によると、クマの捕殺数は06年度の4679頭が最多。
出没が目立った東北や北陸では、冬眠に必要な栄養が足りず、
餌を求めてクマが行動圏を広げたとみられる。
~~~共同通信より~~~