地球温暖化

2019.12.23

このまま地球温暖化が進むと、

東北南部から中部地方の日本海側の山沿いで、

大雪になったときの降雪量が一層増える――。

そんな研究結果を東北大や気象研究所などのチームが16日、発表した。

気温が産業革命前より4度上昇(現在より3度上昇)すると、

大雪が降る確率は約5倍になるとしている。

 東北大の佐々井崇博助教(気象学)らは、

東北から九州を対象に、将来の温度上昇が

(1)産業革命前より約1度上昇した現在のまま

(2)同2度上昇

(3)同4度上昇の3パターンで雪の降り方がどうなるか、

スーパーコンピューターを使い、

現実に起こりうる膨大なケースをシミュレーションした。

 その結果、4度上がると山形県南部から岐阜県にかけての山沿いで、

1日の降雪量が増えた。とくに60センチ以上の大雪の確率は現在の約5倍になった。

佐々井さんは「今はおよそ42年に1度起きるレベルの大雪が、

8~9年に1度の高い確率で起こりうる」と指摘する。

一方、太平洋側は大雪が減る。

 

~~~朝日新聞社より~~~

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