抗がん剤と吐き気

2019.12.18

抗がん剤治療に伴う吐き気や嘔吐(おうと)を抑える新たな治療法を、

国立がん研究センターなどのグループが開発した。

抗精神病薬を使うと、これまで難しかった治療後2~5日目の嘔吐を

持続的に抑える効果が認められたという。

成果は12日付の英専門誌ランセット・オンコロジーに掲載される。

 抗がん剤治療の後、半数以上の患者が吐き気や嘔吐を経験するという。

数日にわたり車酔いのような状態が続く抗がん剤もある。

副作用が強いと、決められた量の抗がん剤を使えなかったり、

治療が続けられなくなったりすることもある。

現在の標準的な「制吐療法」では、ステロイドや脳に作用して

吐き気を止める薬を使う。

だが点滴後2~5日目の吐き気を抑える効果が弱く、課題になっていた。

 

~~~朝日新聞社より~~~

 

 

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