ラムセス2世

2019.12.17

【AFP=時事】古代エジプト国王ラムセス2世(Ramses II)の

希少な」胸像が、エジプトの首都カイロの南に位置する

ギザ(Giza)の近くで発見された。

同国考古省が11日、発表した。

ラムセス2世は第19王朝の最も有名な国王の一人だ。

 考古省の発表によると、ラムセス2世の胸像は、

高さ105センチで幅55センチほどの大きさだったという。

 ローズ花こう岩製の胸像には、頭部に「カー(Ka)」を象徴する

記号があしらわれていた。

この種の像が発掘されたのは初めてで「希少な」発見になるという。

カーとは人や神の生命力を表す古代エジプトの概念とされ、

死後に人物や神をかたどった彫像に宿ると考えられていた。

 発表によると、考古省チームによる今回の発掘調査は先週、

カイロの南方約30キロに位置するミトラヒナ(Mit Rahina)の

私有地で行われた。

近くには、古代都市メンフィス(Memphis)の遺跡がある。

 エジプトは近年、観光産業の回復を目指して国内各地での

考古学的発見の広報活動に努めている。

同国の観光産業は2011年の反乱後に続いて起きた政治的混乱によって

大きな打撃を受けた。【翻訳編集】 AFPBB News

 

~~~AFP=時事より~~~

 

 

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