明治大の長嶋比呂志専任教授(発生工学)のチームは
30日までに、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って
ブタの体内で膵臓をつくる研究計画を文部科学省に申請した。
了承されれば年度内にも研究を開始する。
動物の受精卵に人のiPS細胞を入れた「動物性集合胚」をつくる手法は、
臓器を丸ごとつくり出せる可能性がある。
これまで東京大の中内啓光特任教授のチームがマウスや
ラットを使った実験を始めている。
臓器の大きさが人に近いブタで研究が進めば、
将来移植医療に役立つと期待される。
文科省は、動物性集合胚を子宮に戻して動物を誕生させるのを
禁じてきたが、3月に研究が解禁された。
~~~kyodoより~~~