芸能人と所属事務所の間のトラブルを防ごうと、
国内最大の業界団体が統一の契約書を改定し、
移籍の際は金銭で補償できる新たな制度を盛り込むことがわかりました。
芸能人の独立や移籍をめぐっては、
契約期間が終了したにもかかわらず、
所属事務所が対応を先延ばしにしてトラブルになるケースが
多くの事務所で使われている統一の契約書を改定することを決めました。
この中には、芸能人の契約満了の時点で事務所は
育成にかかった費用を回収できていない場合に限り、
契約を先延ばしできるとしていますが、
移籍先を含む芸能人側が金銭で補償すれば契約を終了させることができる
という条項が新たに設けられました。
日本音楽事業者協会は27日、加盟する芸能事務所に向けて
説明会を開く方針で、「芸能人には安心して働いて欲しい」
と話しています。