千葉の再被害

2019.10.18

台風19号の影響で、千葉県内は12日夜から13日にかけて

大荒れの天気となり、最大4万6881人が避難した。

9月の台風15号で損壊した住宅が再び強い風雨にさらされ、

各地で停電や断水も発生した。

被災地の住民たちは「またか」とため息を漏らした。

 館山市布良(めら)では13日朝、強風で飛ばされた

ブルーシートがあちこちの電線や電柱に絡まっていた。

路上には屋根瓦などが散乱。窓ガラスが割れた車や、

陸に揚げて固定していたのに倒れた漁船も複数あった。

 漁業を営む男性(75)は午前6時半頃、避難所から自宅に戻った。

ブルーシートがはがれ落ち、瓦が落ちて何枚も割れていた。

15号の時よりも被害は少ないというが、

「また片づけないと」と気ぜわしそうに語った。

 妻と自宅にとどまった男性(85)はヘルメットをかぶり、

一睡もせずに朝を迎えた。

夜中に強風が瓦を揺らし、ブルーシートを押さえていた土のうが

大きな音をたてて落ちた。

母屋と離れの2棟にかけた計9枚のブルーシートが全てはがれ、

再び雨漏りするように。男性は「振り出しに戻った。

台風は懲り懲り」と顔をしかめた。

 鋸南町岩井袋でも被害が相次いだ。

小学校に避難していた会社員男性(63)の自宅は

屋根のブルーシートが破れ、台風15号の時と同様、室内が水浸しになった。

男性は「やっと落ち着いたと思ったのに停電も重なり、本当に困った」

と肩を落とす。

屋根のブルーシート4枚が落ちた会社員男性(58)は、

シートを張り直してもらう業者が見つからないという。

「順番待ちでだいぶ時間がかかりそう。どうすればよいのか」

と話していた。

 

~~~読売新聞オンラインより~~~

 

千葉はせっかく少しづつ復興しようとしている所に

この台風で、本当に大変だと思います。

みなさまの一日も早い復興をお祈りいたします。

 

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