浸水後の消毒

2019.10.19

台風19号の影響で、関東甲信・東北地方の広い範囲で、

住宅が浸水する被害が出ている。

浸水した自宅を清掃するときの注意点をまとめた。

NHKのまとめによると、10月13日午後1時半現在、

18人が死亡、13人が行方不明となり、149人がけがをした。

12日午後、東京や神奈川など1都6県に大雨特別警報が発令され、

各地で川の氾濫や堤防の決壊が相次いだ。

東京都、長野県、栃木県、福島県、宮城県などの広い範囲で、

住宅などが水に浸かる被害が出ている。

水害で下水道などの汚水が流れ込むことで、

細菌やカビの繁殖などが進み、感染症が発生する危険性もある。

そのため、屋内外の消毒が大切だ。

2018年7月の西日本豪雨の際に、岡山市保健管理課と岡山市保健所が出した

「家屋等が浸水した市民の皆さんへ~水害時の衛生対策について~」によると、

感染対策と消毒方法は以下の通り。

<床上浸水したとき>
(1)水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付ける。
(2)汚れた家具や床、壁などは、水で洗い流すか水拭きするなどして、よく乾かす。
(3)食器類や調理器具などは、水洗いして汚れを洗い流す。
(4)消毒薬を薄めた液を浸した布などで拭き、よく乾燥させる。

<床下浸水したとき>
(1)床下や家の周辺にある不要物や汚泥なおどぉ片付ける。
(2)床下に水が溜まっている場合は、雑巾などで吸水し、

扇風機などで換気してよく乾かす。
(3)可能なところは水で洗い流す。

「逆性石けん」と「家庭用塩素系漂白剤」
消毒に必要なものは2つ。「逆性石けん」と「家庭用塩素系漂白剤」だ。

どちらもドラッグストアで購入でき、日常的に使うこともできる。

「塩化ベンザルコニウム」が含まれる「逆性石けん」は

医療機器の消毒や食中毒対策などに用いられ、

「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれる「家庭用塩素系漂白剤」は、

ノロウイルス対策などにも有効だ。

水害時はそれぞれ、手指や家具、床などに「逆性石けん」が。

食器や衣類、浴槽などには「家庭用塩素系漂白剤」が有効だという。

一方、日本環境感染学会のガイドラインでは、

「家庭用塩素系漂白剤」は家具類や床にも有効だとしている。

塩素系のため、ほかの消毒液と混ぜないことや、

金属やゴムを腐食させたり、色落ちさせたりすることには注意が必要だ。

使用上の注意をよく読んでから使用しよう。

必ず希釈して使用すること
いずれも、汚れを水などで落としてから消毒をする。

それぞれ、水できちんと薄めてから使うことも大切だ。

作業をするときは消毒液が目に入らないよう、

皮膚や長袖・長ズボン・メガネ・マスク・ゴム手袋などを使い、

皮膚や目にかからないように気をつけよう。

また、清掃のため初めて自宅に戻る際は、以下のことにも注意が必要だ。

・ガス漏れがないことを確認する

・停電でない場合は、電気系統は安全が確認できるまでブレーカーを切っておく

・プロパンガスボンベ、車のバッテリーなど危険物を見つけたら、

近づかず、消防や市町村役場などに相談する。

・換気に注意し、清掃が完了するまでは、子どもやペットを室内に入れないようにする。

 

~~~BuzzFeed Japanより~~~

 

実は、冠水被害の経験がありません。

泥水に家や職場が浸かった事がないのです。

通常の水と違い、下水や汚染水が混じっているため

かなり不衛生な水だと思います。

お気を付けください。

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