台風による臨時休診

2019.10.11

台風が接近するとよく聞かれる平均風速・瞬間風速・最大瞬間風速。

それぞれが示す意味の違いや、風速と被害の目安をご紹介します。

平均風速、瞬間風速、最大瞬間風速の違い

 風は一定の速さで吹いているものではなく、

あるときは強く、あるときは弱く、刻々とその速さが変化しています。

そういう風速の小刻みな変化を「風の息」と呼んでいます。

 風速を表す次の言葉には、以下のような違いがあります。

 風速:10分間の平均風速
 瞬間風速:3秒間の平均風速
 最大瞬間風速:瞬間風速の最大値

 単に「風速」という場合、10分間の平均風速を表していることになり、

最大瞬間風速は、3秒間の平均風速を表した「瞬間風速」の

一番大きい値ということになります。

 

風の目安

風速と被害の目安

 その風速でどのような現象が起こるのでしょうか。

風速と被害の目安は一般的に次の通りです(気象庁「風の強さと吹き方」より)。

【平均風速10m/s以上15m/s未満】(やや強い風)

 風に向かって歩きにくくなる。傘がさせない。

樹木全体が揺れ始める。電線が揺れ始める。樋(とい)が揺れ始める。

 

【平均風速15m/s以上20m/s未満】(強い風)

 風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る。高所での作業は極めて危険。

電線が鳴り始める。看板やトタン板が外れ始める。

高速運転中の車では、横風に流される感覚が大きくなる。

屋根瓦・葺材がはがれるものがある。雨戸やシャッターが揺れる。

 

【平均風速20m/s以上】(非常に強い風)

 何かにつかまっていないと立っていられない。

飛来物によって負傷するおそれがある。

細い木の幹が折れ、根の張っていない木が倒れ始める。

看板が落下・飛散する。道路標識が傾く。

車は通常の速度で運転するのが困難になる。

屋根瓦・葺材が飛散するものがある。

 

【平均風速30m/s以上】(猛烈な風)

 屋外での行動は極めて危険。走行中のトラックが横転する。

 

【平均風速35m/s以上】(猛烈な風)

 多くの樹木が倒れる。電柱や街灯で倒れるものがある。

ブロック塀で倒壊するものがある。

建物の外装材が広範囲にわたって飛散し、下地材が露出するものがある。

 

【平均風速40m/s以上】(猛烈な風)

 住家で倒壊するものがある。鉄骨構造物で変形するものがある。

台風 右側ほど強い風

窓ガラスが割れたり電柱が倒れる

 「危険半円」と呼ばれる進路の右側では、特に風が強まりやすく、

暴風に対する備えをしっかりと行う必要があります。

 2015年9月に台風21号が通過した沖縄県与那国町では、

風速54.6m/s、最大瞬間風速81.1m/sを記録しました。

猛烈な風雨で、窓ガラスが割れる、電柱や街路樹が倒れる、

トタン屋根が吹き飛ぶなどの被害が報告されました。

 この記録的な暴風を観測したときも、

与那国町は台風の中心のすぐ右側に位置していました。

 台風の影響を受ける地域では、ベランダに置いたものを部屋に収納する、

窓ガラスが割れても破片が飛び散らないように、

内側からガムテープで貼るなど厳重な警戒が必要です。

 

 また、気象情報などで強風が予想される場合には、

外出など屋外での行動は控えるとともに、

車の運転もできるだけ避けるようにしてください。

~~~~ウェザーニュースより~~~~

 

毎回、今回のは観測史上最高に大きい台風です。と脅かされます。

しかし、今回ばかりは 本当に大きそうです。

当院も臨時休診になりますので、申し訳ございませんが

よろしくお願いいたします。

 

 

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