猫アレルギー

2019.08.20

【ロンドン時事】

スイスのバイオベンチャー企業が開発中のワクチンが、

アレルギーの症状軽減に効果があることが分かった。

アレルギー症状が原因で飼育を諦めていた人には朗報となりそうだ。

 スイスの「ハイポペット」社の研究者がまとめた論文がこのほど、

米医学誌「アレルギー・臨床免疫学誌」(電子版)に掲載された。

 猫アレルギーの主なアレルゲンは「Fel d 1」と呼ばれる

猫が分泌するタンパク質とされる。

論文によると、54匹の猫に開発中のワクチンを投与したところ、

全ての猫でアレルゲンの働きが抑えられ、

飼い主の症状軽減に効果が見られたという。

 猫は西洋諸国の約25%の家庭で飼われているが、

人口の1割程度がアレルギー症状を抱えるとされる。

研究者は「人間と猫の双方にとって有益だ。

飼い主はより猫に寛容になり、

猫は動物保護施設に送られずに家庭にとどまることができる」と指摘した。

 ハイポペットのジェニングス最高経営責任者(CEO)は声明で

「この待望の製品の市場投入に向け、欧州と米国の規制当局と協議を進めている」と

述べた。 

~~~~時事通信社より~~~~

 

今までのアレルギーの症状改善には、人間がそのアレルゲンに反応しないように

注射なり投薬なりで対処していたと思うのですが

この方法は、アレルゲンの元になるネコにその反応の元になる物質を

分泌させないようにする方法をとっています。

今後、この方法がどんどん普及して行くと良いと思います。

 

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