2019.06.10

みなさんは、蚊に一撃を食らった時なんて言いますか?

蚊に刺された! 蚊に食われた! 蚊にかまれた!

どれでしょう?

私は 蚊にくわれた!です。

親がそう言ってました。

 

こんなアンケートがあるそうです。

 

<神戸>「蚊にかまれた」です/「かまれた」と「刺された」どっちも使います/

    「かまれた」か「食われた」です

 

<関西>全部使います(兵庫生まれ大阪在住)/「かまれた」と言います(京都)/

    「全部使います」(滋賀)/「食われた」です(大阪)

 

<北海道>「吸われた」

 

<関東>「食われた」が多い/「刺された」です

 

<東海>「食われた」という人が多い/「かまれた」です

 

<九州>「食われた」です/北九州出身ですが「かまれた」です

 

■「かまれた」大健闘

 武庫川女子大学言語文化研究所の前所長で、

現在は日本漢字能力検定協会現代語研究室長の佐竹秀雄さんに解説をお願いしました。

 ー「刺された」「かまれた」が拮抗しました

 「標準語や作文などでは『刺された』ですが、『かまれた』ががんばっているなあ、の印象です。

『食われた』より少なめではないかと思っていました」

 ー東西差は

 「『刺された』と『かまれた』にはある程度、東西差が関係していると思います。

東日本は『刺された・食われた』、西日本では『刺された・かまれた』が多いと考えられていますが、

境界が明確に存在するようなはっきりした地域差ではありません」

 

 ー「かまれた」躍進の理由は

 「時代は分かりませんが、『虫にかまれる』という言い方が西日本、

おそらく関西圏で生まれたようで、方言として定着したと思われます。

『食う』と『刺す』についても、近年は『刺す』のほうが標準語として認められているようです。

蚊が針を持っていることから、『蜂が刺す』と同様『刺す』がふさわしいとの印象が

あるからかと思われます」

 

 佐竹さんはこう結びます。

 「食うや刺すは危険なイメージの言葉ですが、かむだと甘がみなど、

小さな動物にかまれただとか、口先でちょっとだけかまれるイメージです。

言葉のかわいさが人気を得た理由かもしれませんね(笑)」

~~神戸新聞より~~

 

こんな感じです。

みなさんはなんて言いますか? まあたいした問題ではないんですが・・・笑

 

 

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