ソメイヨシノと王桜

2019.03.29

この季節になると、綺麗に咲くサクラ

色々な種類がありますが

その中でもソメイヨシノは有名です。

漢字では「染井吉野」と書くそうで

エドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配によって

生まれたもので、江戸の染井村の名を取って付けられたそうです。

さて・・・このソメイヨシノ

お隣の国では、「ソメイヨシノ韓国起源説」があるのをご存知ですか?

その昔、韓国を日本が統治していた頃

沢山のソメイヨシノを植えたそうです。

韓国に行った事はありませんが、春には日本と同じような桜が

たくさん咲いているのでしょうか?

そして、韓国では「ソメイヨシノ」のことを「王桜」と呼んでいるそうで

1908年にフランス人神父が済州島に自生している王桜と呼ぶ桜を

採取してドイツの研究者に見せたところ

日本のソメイヨシノと同じであると認定されたそうなんです。

そして、1933年に京都大学の学者さんが、

「ソメイヨシノは済州島に自生していた。」なんて発表するもんですから

韓国にとっては、ソメイヨシノ=王桜ですから

「王桜は韓国自生の桜、それを日本が持ち帰って植えた。」

となったわけです。

 

ところが・・・・

2018年9月、韓国山林庁国立樹木園は(済州島の)王桜とソメイヨシノの

遺伝子を解析した結果、まったく異なる種であることが判明したそうです。

 

 

それでもソメイヨシノは王桜説は残っているそうで

済州島で調べた王桜5本のうち4本はソメイヨシノとの遺伝的関係は無かったものの

1本は同じ遺伝子を持っていることがわかりました。

 

この1本の木を根拠に、まだ韓国起源説の可能性も残されている。

との主張は繰り返されているようです。

 

さて・・・真相はいかに?

 

研究結果や史実から考えると、韓国起源説はかなり苦しく思えるのですが

まあ・・・桜には罪は無いので、どこが起源であろうと良いと思うのですが

なかなかそうもいかない事情もあるんでしょうねえ・・・。

 

さて、もうすぐお花見です。

あなたやわたしが見る桜は、どこからやって来たサクラなんでしょうねぇ・・・。

 

 

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