オウム病感染

2017.05.10

鳥から感染する「オウム病」にかかり、2人の妊産婦が

死亡していたことが4月に明らかになりました。

オウム病による妊産婦の死亡報告は国内初。

妊産婦やその家族の中には不安を感じている人もいるようです。

 

オウム病は「クラミジア・シッタシ」という細菌による感染症です。

感染している鳥のフンなどに混じってC.シッタシが排出され、

それが乾いて粉じんとなったものをヒトが吸い込むことで感染するものです。

 

1~2週間の潜伏期間の後、急な発熱とせきで発症し、頭痛や筋肉痛を伴います。

頑固なせきなどの呼吸器症状があり、肺炎を引き起こすことも多く

初期の治療が不適切だと重症化して死に至ることがあるということです。

 

オウム病の感染源となるのはペットの鳥だけではなく

14年には、川崎市内の社会福祉施設で、

施設の換気扇フードに巣を作ったドバトからの集団発生があったそうです。

ドバトの保菌率は20%ともいわれ、

家の周りでドバトが巣を作るなどしていたら、注意が必要。

また、ドバトに限らず、鳥のフンがたくさん落ちているような所には

近寄らない方がいいそうです。

鳥を飼うときの注意点について獣医師は

「フンが乾いて飛散しないうちに、こまめに掃除をし、

換気をしっかりすること。

口移しで餌を与えたりする濃厚接触は避け、

触ったり世話をしたりした後は必ず手を洗うことを心がけてほしい」と話しています。

 

子供の頃、セキセイインコをたくさん飼っていました。

運よく、オウム病には感染しませんでしたが

当時から口移しは危険と言う話しは聞いていました。

 

みなさんも気をつけてくださいね。

 

 

本日も午後6時まで診療しております。

 

0463-71-8115

 

 

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