藤原定家とオーロラ

2017.03.24

平安・鎌倉時代の歌人、藤原定家(1162~1241年)が

日記「明月記」に書き残した「赤気(せっき)」という現象は、

太陽の異常な活発化によって京都の夜空に連続して現れた

オーロラだった可能性が高いと、

国立極地研究所や国文学研究資料館などのチームが

米地球物理学連合の学術誌に発表した。

 

連続したオーロラの観測記録としては国内最古という。

 明月記には、1204年2~3月にかけて、

京都の北から北東の夜空に赤気が連続して現れ、

定家は「山の向こうに起きた火事のようで、

重ね重ね恐ろしい」と書き残している。

 

これは、過去2000年の地磁気の軸の傾きを計算して

北米大陸方向に傾いている現在の軸が1200年ころには

日本列島側へ傾き、オーロラが出現しやすい時期だったそうで

中国の歴史書にも記載があり、太陽活動が活発化していた可能性があるそうです。

 

こういうこともだんだん解明されていくんですね?

しかし・・・昔の人はなんでそんな現象が起きるのか分からないので

さぞかし怖かったことでしょう。

昔話に出てくる色々な現象も、こういう自然現象を一生懸命解釈した

昔の人たちの「お話し」が継承されているんでしょうねぇ・・・。

 

 

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