ネットの医療の信用性

2017.02.21

ネットの医療情報はどこまで信用できる?

そんな記事を書いている方がいました。

小児科医の方です。

ご興味があったらお読みください。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170220-00010001-yomidr-sctch&p=1

 

ネットだけではなく、TVや著作物や新聞のコラム欄にも

色々な医療情報が載せられていますが

さて・・・どこまで信用してよいのでしょうか?

 

私が若い頃、T大学病院の東洋医学科にいた頃

そこの教授が某国営放送に抗議文を送っておりました。

その内容は、喘息やアレルギーと鍼灸治療について意見を求められ

当時鍼灸学会の会長であったその先生が回答したところ

誇張して、鍼灸で喘息が治る!といった放送内容だった為

鍼灸で必ず喘息が治るような放送の仕方は誤解を生じるし

それはありえないことだから訂正して欲しい! というような

そんな抗議だったと記憶しています。

 

某国営放送でもそうなんです。

視聴率を取る為にセンセーショナルな題名にしたり

えっ?って人目を引くようなタイトルを考えたり・・・

コメントさえも切り取って使えば内容を変えることなんて簡単です。

 

溺れる者は藁をもつかむ

 

「溺れる者は藁をもつかむ の気持ちで先生のところへ来ました」

診察のときにこういわれる患者さんも時々おられます。

おいおい!オレは藁か? (笑

役に立たないものにもすがる っていう意味だぞ?(笑

まあ、心の中ではそう思ったりもしますが、声にも顔にも出しません(笑

 

悪気はないのだと思います。ちょっと言葉のチョイスを間違えたのでしょう(笑

 

はなしがズレました・・・。

 

 

西洋医学もそうですし、東洋医学もそうです。

「客観的な根拠に基づいた医療」を行いましょう。

東洋医学だってそうですよ?

確かにもともとは経験医学から発生していますが

今はきちんと確立されています。

もちろん不明な部分もありますが、それは西洋医学でもそうです。

 

私は患者さんに説明するときはこういいます。

「その治療方法は大学病院とかで実践されていますか?

 効果のあるものだったら、真っ先に大学病院でやっていますよ。

 まだその方法、根拠は確立されていないと思います。」

もちろん、伝え方は十分注意してお話しているつもりですが

それでも「なんだと?こいつ・・・面白くない!」

 

そう思われないような伝え方が出来るようにがんばります!!

 

本日も午後6時まで診療しております。

0463-71-8115

 

 

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