ヘディングのリスク

2017.02.03

アメリカの神経学会の医学誌に

「サッカーで頻繁にヘディングをする選手は

それほどヘディングをしない選手と比べて

脳振とうを起こす確立が3倍高い」と言う論文が

掲載されたそうです。

 

この研究はニューヨーク市内の成人アマチュアサッカー選手

222人を対象に行ったもので、子供やプロサッカー選手は含まれていないそうです。

 

研究チームが対象としたサッカー選手らに、直近の2週間にサッカーをした回数

ヘディングの回数、他選手との接触など、偶発的な衝突で頭を打った回数など

調べ、選手たちをヘディングの回数によって4つのグループに分けたところ

最多グループのヘディングの最多回数は125回、最少グループは平均4回で

ヘディング回数が最多のグループは脳振とうの症状を示す確立が

最少グループよりも3倍高かったことがわかったそうです。

 

また、調査対象の選手の約20%が中度から重度の脳振とうを経験していたそうで

ヘディングは脳振とうの「独立したリスク因子」と結論付けたそうです。

 

まだ子供たちを対象とした研究は進んでいないようですが

成人対象の研究では確実にヘディングと脳振とうの関係は深そう。

研究チームは「ヘディングの長期的影響への懸念を提起するものだ」

といい、さらなる調査が必要であると訴えております。

 

 

 

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