絶滅

2020.01.11

水中の虎」「河川のジャイアントパンダ」「淡水魚の王」「象魚」…

数々の異名を誇る魚が地球から姿を消した。

学術誌「サイエンス・オブ・ザ・トータル・エンバイロメント」に

このほど、中国・長江の固有種「ハシナガチョウザメ」が絶滅したと結論づける論文が掲載された。

ハシナガチョウザメ(Psephurus gladius)は別名シナヘラチョウザメとも呼ばれる長江の固有種。

ナショナル・ジオグラフィック日本版によると、淡水魚では世界最大の一種とされ、

大きなもので体長7メートル、体重450キロに達したという。

その巨躯から中国では「淡水魚の王」「水中の虎」などの異名を取っていた。

中国メディアがTwitterにハシナガチョウザメの描かれた切手を掲載している。

鋭く伸びた鼻が特徴で、「象魚」という二つ名はここからつけられた。

絶滅のきっかけの1つとみられているのが、長江で進むダムの建設だ。

中国メディア「財新」によると、ハシナガチョウザメは長江上流で産卵し、

下流でエサを捕食する。

この回遊の流れをダムが寸断したという。

ハシナガチョウザメの捕獲が最後に正式に確認されたのは2003年。

論文は2005年から2010年の間には絶滅したと推定している。

その希少さゆえに「河川のジャイアントパンダ」などとも呼ばれ、数々のあだ名で親しまれていた。

ハシナガチョウザメは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは

現在絶滅の一歩手前とされる「絶滅危惧IA類」に分類されている。

 

高橋史弥(Fumiya Takahashi)

 

~~~ハフポスト日本版より~~~

 

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