埋める

2019.11.30

日本CCS調査」(東京)は25日、北海道苫小牧市沖の

海底の地中に、地上の排出ガスから分離した二酸化炭素(CO2)を

封じ込める技術(CCS)の実証試験で、

22日、計画していた30万トンのCO2の圧入に成功したと発表した。

地球温暖化対策の一つで、大量のCO2の圧入に成功したのは国内で初めて。

試験を委託した経済産業省などは実用化を検討する。

 試験では、隣接する出光興産北海道製油所の排出ガスをパイプで引き込み、

ガスの約半分を占めるCO2だけを取り出す。

その後、海底に向けて斜めに掘り下げた井戸を通じ、

圧縮したCO2を海底下の深さ1100~1200メートルと

2400~3000メートルに送り込んで封じ込めた。

懸念されたCO2の流出はなく、監視を続ける。

 送り込む地層は隙間の多い砂岩などからなり、

上層の密閉性の高い泥岩が蓋になることから、

苫小牧沖が試験地に選ばれた。

2012年に施設建設などが始まり、圧入が始まったのは16年4月。

当初は今年3月に完了するはずだったが、

昨年9月の北海道地震などで作業が停止して遅れた。

 国内では00~06年度、新潟県長岡市で1万トンを圧入する試験が

行われた。

地球温暖化対策として期待される技術で、

経産省地球環境対策室は

「封じ込めの状況を分析し、実用化の道を探っていきたい」としている。

 日本CCS調査によると、CCSは米国や豪州、北欧などで

既に実用化されており、

大きな施設では年間300万~400万トンの処理能力があるという。

 苫小牧市の岩倉博文市長は

「得られたデータや知見は今後、CCSの展開の中で

重要な役割を果たすと思う。

低炭素社会の構築に向け、苫小牧市が先導的な役割を担えるよう、

引き続き、市民らの理解促進に努めたい」と談話を出した。

 

~~~読売オンラインより~~~

 

そのあと、このCO2はどうなるのでしょうか?

分解される? 吸収される??

その辺りが知りたいですね?

 

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