離岸流

2019.07.27

第7管区海上保安本部(7管、北九州市門司区)は海水浴シーズンに合わせ、

海岸から沖に向かってできる強い流れ「離岸流」への注意を呼び掛けている。

6月には福岡市と山口県の海水浴場2カ所で調査を行い、山口県で離岸流を確認。

若者向けに漫画仕立ての啓発アニメを製作し、動画サイト「ユーチューブ」で公開している。

 離岸流は主に、海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生。

幅が10~30メートル、沖に向けての長さが最大で約300メートルになり、

競泳選手とほぼ同じ秒速2メートルで沖へ流れることもあるのが特徴だ。

昨年、7管管内(九州北部、山口県西部)では離岸流が原因とみられる事故が3件発生。

そのうち、福津市の海水浴場で47歳男性が沖合約100メートルまで流され死亡した。

 7管は6月、昨年事故が発生した勝馬海水浴場(福岡市東区)と

二位ノ浜海水浴場(山口県長門市)で調査を実施。

同海水浴場では最大秒速0・4メートルの離岸流を観測し、

海岸線に散布した海面着色剤が約10分で沖合約130メートルまで流された。

 7管は離岸流に巻き込まれた際の対応として

(1)慌てず周囲に助けを求める

(2)流れに逆らわず、海岸線と平行に泳いで離岸流から抜け出す

(3)体力を消耗して溺れないように体を浮かせることに専念する‐を挙げている。

 啓発アニメでは、いつどこで発生するかを予測できない離岸流に備え、

ライフセーバーを配置するなどの安全対策が施された海水浴場を

利用することを呼び掛けている。

 

~~~~西日本新聞より~~~~

 

もう数年前より言われている「離岸流」。

今年も海水浴の季節がやってきましたので、充分注意して

楽しい夏休みを過ごして欲しいと思います。

 

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