細菌を払拭(ふっしょく)したければ、
まずは清掃用具から見直すべきであることが判明した。
その内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。
「糞便性大腸菌や全細菌が最も多く潜んでいる場所は、台所のスポンジです」
と断言するのは、米アリゾナ大学の微生物学と環境科学の教授、
チャールズ ・ジェルバ博士。
「細菌は、常に湿った状態のスポンジに付着している食べかすを餌にして繁殖しています」
いつも、スポンジを流水でパパッと洗い流すだけで済ませている人は、
やり直しが必要かもしれない。
「台所のスポンジで台所を清掃していると、
スポンジに潜む細菌を台所中へ拡散しているかもしれません」
と話すのは、米ジョージ・メイソン大学で伝染病学の教授を務める
キャサリン・ヤコブセン博士。
「例えば、生の肉をカットしたまな板をスポンジでこすり洗いし、
そのスポンジを水でサッと洗って今度は調理台を掃除しているとしたら、
生肉の汁を台所のあちらこちらへ塗りつけていることになります」と、
ヤコブセン博士は言う。
では、どうしたらいいの? ヤコブセン博士いわく、
スポンジを衛生的に保つ方法はいくつかあるという。
一つ目は、滅菌するために、湿らせたスポンジを
電子レンジの高温で1~2分ほど加熱する方法。
加熱した後は冷水でスポンジをきちんと冷ますこと。
注意しておくべき点は、スポンジに含ませた水が、
沸騰した熱湯程度に熱くなっていなければ、
そのスポンジはきれいになったとは言えないということ。
ほかには、水で薄めた漂白剤にスポンジを数分間浸けて殺菌する方法もあると、
ヤコブセン博士。もしくは、食洗機に入れて洗浄してもOK。
もし、定期的にスポンジを使用して、何かを拭いたり洗ったりしているのなら、
これらの方法で”毎日”洗浄するべきとのこと。
特に忙しくて、スポンジを洗う暇なんてないと思う日には、
スポンジを使用後、しっかり絞って水気を切り、
風通しの良い場所に保管して乾燥させること。
水分を含んだスポンジをそのまま放置しておくことは、
細菌が繁殖するための格好の場所を自ら提供しているようなもの。
ジェルバ博士いわく、台所スポンジを買い替える頻度は、
週に一度がいいとか。ヤコブセン博士が言うように、
スポンジが臭ったり、形が崩れかけているときも、使用期限が切れたサイン。
~~~~アメリカ版ウィメンズヘルスより~~~~
たしかにスポンジが汚れていると遣う気にもなりません。
しかし、スポンジを電子レンジに入れるという発想はありませんでした。
まあ・・・人の手にも菌は付いてますし、清潔と言うのを
どこの範囲まで?となると・・・最終的にはオペ室のような環境まで
持っていかないと、いけないかもしれません。