国立科学博物館は7日、約3万年前に日本人の祖先が
大陸から日本に渡ってきた航海を再現するため、
手こぎの丸木舟が台湾を出航したと発表した。
日本列島西端の沖縄・与那国島を目指す。
同館によると、7日午後2時38分(日本時間)ごろ、
丸木舟は台湾南東部の台東県の海岸を出発。
シーカヤックなどの経験豊富なこぎ手5人(男性4人、女性1人)が乗り込んだ。
与那国島までは直線距離で200キロ以上あり、夜通しこいで30~40時間かかる見通し。
3万年前の航海術を再現するため、GPS(全地球測位システム)などは使わない。
ただし、スタッフが乗り込んだ伴走船が並走する。
アフリカで誕生した現生人類(ホモ・サピエンス)は、
3万年以上前に日本列島に渡来したと考えられている。
大陸からは、北海道▽対馬(長崎)▽沖縄――の3ルートでやってきたとみられ、
博物館を中心に、航海が必要で最も困難だったと考えられる沖縄ルートを
科学的に検証するプロジェクトを進めてきた。
代表の海部陽介・同館人類史研究グループ長は
「太古の祖先たちがどうやって困難な海を越えたのかという謎に、
初めて実証的に迫ることができると期待している」とコメントした。
航海の経過は公式ツイッター(https://twitter.com/koukaiprj)などで公表している。
【大場あい】
~~~~毎日新聞より~~~~
はるか昔に海を渡ってきた祖先たち・・・。
この丸木舟が何艘 日本に上陸できたのでしょうか?
1説には、その後子孫が繁栄するためには5組のカップルが必要なんだそうです。
そうですよね? 1組や2組ぐらいでは、近親間の結婚によるDNAの問題等が発生し
繁栄するのは難しいのかもしれません。