普段は姿を見せない深海魚が海岸に漂着したり、
漁網にかかったりして出現すると大きな地震が起きるという言い伝えは、
統計的にみて迷信だと断定する研究結果を
東海大と静岡県立大の研究チームが論文にまとめ、26日発表した。
この言い伝えは、1743年に刊行された江戸時代の奇談集
「諸国里人(りじん)談」にも記録されており、
古くからよく知られている。
科学的に事実なら、防災に役立つとみて検証した。
昭和3年から東日本大震災が起きた平成23年までの間に、
地震の前兆といわれる「リュウグウノツカイ」など
8種の深海魚が出現した事例を調査。
学術文献や新聞に掲載された336件について、
30日以内に半径100キロ以内でマグニチュード(M)6以上の
地震が起きたかどうか調べた。
その結果、該当したのは新潟県の沖合で
深海魚が漁網にかかってから約1カ月後に起きた
19年の新潟県中越沖地震(M6・8)だけだった。
このため深海魚の出現と地震の発生に統計的な関連はなく、
伝承は迷信だと結論づけた。
静岡県立大の鴨川仁(まさし)特任准教授(地球電磁気学)は
「この伝承は誤った情報だと分かった。
深海魚が現れても冷静に受け止めてほしい」と話している。
~~~産経新聞より~~~
深海魚が取れたかどうか?は、海の仕事に従事している人意外は
リアルタイムで知ることは出来ません。
私たちが深海魚が取れたかどうか?を知るのは
新聞、テレビ、ネット等から知るのみです。
この研究結果を各メディアがしっかり頭に入れて
報道してくだされば、我々一般人が不安に思うこともありません。
よろしくお願い致します。