ブルーギル

2019.05.08

令和も一週間を経過し、大分落ち着いてきました。

さて、外来種であり日本の在来魚を食べてしまうブルーギル!

全国各地の池や湖で猛烈な勢いで繁殖していて

どこの自治体も困っているのが現状です。

さて、このブルーギル・・・。

本来は日本に住んでいなかったわけで、

住んでいないという事は、よそから持ち込まれたものであるという事です。

漁業関係者はもちろん知っていることですが

みなそのことには触れないようにしていた事実。

実は2007年11月にこんなことがありました。

琵琶湖で行われたイベントで、天皇陛下のお言葉があり

「当初、食用魚としての期待が大きく、養殖が開始されましたが、

今、このような結果になったことに心を痛めています」

そうです。

実は、陛下が皇太子時代の1960年に訪米先のシカゴ市長から贈られた

ブルーギルを日本に持ち帰り、水産庁の研究所に寄贈されたのがはじめなのです。

そこから各地に移動し繁殖し、現在に至ったわけですが

悪気があって持ち込んだのではなく、各関係者も口をつぐんでおりました。

それを陛下(いやいや平成天皇ですね)もご存知だったのですね?

当時、陛下からこのお言葉をいただいたみなさんは大変びっくりしたそうです。

だって「琵琶湖(それ以外も)に迷惑かけた。ごめんなさい。」って

言ってる様なものですから・・・。

こんなエピソードにも平成天皇のお人柄が感じられます。

 

さて・・・われらと同世代の令和天皇。

皇太子時代からその後様子は拝見させていただいていますので

不安も心配もありません。

末永く平和な時代を、よろしくお願い致します。

 

 

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