トリカブト

2019.04.19

名古屋市立大の牧野利明教授(生薬学)のグループが、

神経の損傷で起きる慢性的な激しい痛み

「神経障害性疼痛(とうつう)」を抑える化合物を、

毒草で知られるトリカブトの根から発見した。

より効果的な治療薬の開発につながることが期待され、

8日付の国際学会誌(電子版)に掲載された。

         (毎日新聞より)

 

トリカブトの根には毒となる成分があり、その毒性は高く

致死量は0.2グラムから1グラムといわれ

経口摂取すると数十秒で心停止し、死に至ります。

それを減毒加工して、「附子(ブシ)」と呼び

四肢の冷感や身体が冷えている時

さらには鎮痛作用や強心作用、新陳代謝の亢進など

東洋医学で言う「寒症」の時に用いられます。

この「附子」は実にさまざまな漢方薬に使われています。

 

減毒加工せずにそのまま使うと恐ろしい毒ですが

加工することによっていろいろな漢方薬に使用していて

それを今回、科学的に証明して合成薬にも使おうという事なんだと思います。

 

漢方薬が科学的に証明されるのは良いことなんですが

そのまま漢方薬ではダメなんでしょうかねぇ・・・。

生薬は、その固体によって成分にバラつきがあるので

もっと使い易い形にしたいって事なのでしょうか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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