先日、エジプトで古代の墓が見つかり
中から、人間のミイラとともにネコやネズミなど動物にミイラが
50体ほど発掘されたそうです。
エジプト考古最高評議会が5日に発表したところによると
2000年以上前のプトレマイオス朝時代に作られた墓とみられ
この地域では最大級の規模だそうです。
丘の斜面から盗掘しようとしていた犯罪集団が拘束されたのをきっかけに
墓の入り口が発見され、その後捜査チームが引き継ぎ発掘調査を実施したそうです。
墓はツツという名の高官とその妻の墓とみられ、遺族の名を刻んだ墓の文字など
ほぼ完全な形で残されているそうです。
ミイラ自体の保存状態もよく、今後の研究によって
いろいろな解明が進むと見られています。
古代のエジプト人は、人間は永遠に生きると信じられ
肉体が滅んでも魂は生き続け、また同じ肉体に戻ってくると考えられ
その肉体を保存することを考えたそうです。
しかし、腐敗は進んでしまうため脳は掻き出され臓器も取り出し
おまけに残った亡骸も腐敗しないように塩漬けにされ・・・・
これでは魂が戻ってきても、この肉体は使えないと思います。
もはや肉体と呼べるような代物ではないと思うのですが
それでも保存しておきたかったのでしょうね?
そして、その保存は近未来に別の形で役に立とうとしています。
DNA鑑定やその他科学的にいろいろ調査することが出来て
結果的には、古代人の知恵が今によみがえろうとしています。
ぜひミイラを分析して、歴史や人類の為に
役に立てていただきたいと思います。