がんを抑制する遺伝子の特徴

2017.06.06

100歳を超えるような長寿に関係する遺伝子の特徴を、

東京都健康長寿医療センターや慶応大などのチームが見つけた。

1千人近い長寿の人の遺伝情報を集めて一般の人と比べた。

長寿の人はがんや骨に関係する遺伝子に特徴があり、

成果は長寿になるしくみの解明につながる可能性がある。

研究が進めば、創薬などの開発にも役立つ。

成果を米国の老年医学の専門誌で発表した。

人が長生きできるかは、適度な運動や栄養といった生活習慣の要因が大きい。

ただ、生まれつきの遺伝子による影響も2~3割はあるとされている。

 チームは、95歳以上の530人(大部分は100歳以上)と、

79歳以下の4312人の血液などから遺伝情報を得て、

個人ごとにDNAの塩基が異なる約24万カ所を網羅的に解析した。

確認のため、中国人952人(うち447人が95歳以上)でも同様に調べた。

 すると、これまで指摘されていた「APOE」という遺伝子に加え

新たに「CLEC3B」という、がんの転移や骨の形成にかかわる遺伝子に特徴が見つかった。

この遺伝子の特定の場所のDNAの塩基が置き換わっている日本人の割合が、

一般の人たちでは19%なのに対し、長寿の人たちでは26%だった。

同センター研究所の谷澤薫平・協力研究員によると、置き換わっている人は、

95歳以上の長寿となる確率が通常の人に比べて1・5倍高い計算になるという。

                          朝日新聞社

 

あらかじめ遺伝子を調べると、その人が長生きできるかどうか?

わかってしまいそうですね?

長生きできないというのが、早くのうちに知ってしまうと・・・・

 

いやいや、そのために調べているのではなく

今後、このシステムを解明することによって

一人でも多くの人が長生きできるようにするのが

この研究の行き着くところです。

 

しかしその一方で・・・・

すべての人が長生きをし、ガンになっても治り

難病を次々と克服していく・・・。

 

もちろん良いことなのですが、人類全体を見ていくと

この結果、世界がどう変わっていくのか?

数十年後、数百年後の世界は・・・・・

 

いやいや・・・考えるのは止めましょう。

 

 

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