あなたの体重が髪の毛の重さほど変わります――。
国土地理院が15日、日本各地で測定した基準となる
「重力値」を40年ぶりに更新した。
変動の最も大きかった新潟県佐渡市では40年前に比べて
体重60キロの人が約0・006グラム軽くなったことになる。
重力は、物体が地球から受ける力で、
地球の引力と自転による遠心力によって決まる。
大きさは約980ガル(ガルは加速度の単位)で、
赤道の近くでは遠心力が大きくなるため、わずかに小さくなる一方、
地中に密度の高い物質がたくさんあると、大きくなる。
例えば同じ体重計で測った場合、北海道より緯度の低い沖縄では、
ほんのわずかに軽くなる。
国土地理院は1976年度に全国122カ所で測定した
基準となる重力値を発表した。
近年、極めて精密な重力計が開発されるとともに、
研究機関や産業界から精度の高い基準値の要望が高まり、
さらに東日本大震災など大規模な地殻変動もあったため、
2002年~16年に全国263カ所で改めて測定した結果を今回発表した。
大半の地点で以前の重力値と比べて減少したが、
震災で地盤が沈んだ東北地方など一部で増えたところもある。
もっとも増えた岩手県宮古市では体重60キロの人が0・004グラム重くなった。
日常生活に影響はないが、精密な計量や標高の決定、
活断層調査や地下資源探査などで活用されるという。
重力は微妙に変化しているんですね?
日本に関してはですが・・・
体重を量るなら、北海道方面に行くより沖縄で計った方が良いです(笑)
まぁ・・・2~3キロはすぐに変動してしまう方の場合は
関係ありませんが・・・(笑)
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