99歳でカテーテル手術

2017.03.15

滋賀医科大付属病院(大津市)は13日、

大動脈弁狭窄(きょうさく)症を患う長浜市の99歳女性が、

同症の新しい治療法である「経カテーテル大動脈弁留置術」(TAVI)を受け、

治療に成功したと発表した。

脚の付け根から入れたカテーテルで生体弁を心臓まで運び、

全身に血液を送り出す機能を回復させた。

胸にメスを入れる外科手術より格段に回復が早く、同病院によると、

国内最高齢の成功例。

担当医師は「新しい治療の選択肢が増えたことを知ってほしい」としている。

 同症は心臓の大動脈弁が加齢で硬くなることで開きにくくなり、

十分な量の血液が全身に送り出せなくなる病気。

心臓内に強い負荷がかかり、突然死に至る可能性もある。

女性は昨年12月に同病院に転院したが、

人工心肺を使って負担の大きい開胸手術が難しい一方、

99歳ながら普段から畑仕事をするなど活動的だったため、

医療チームで検討した結果、体への負担が少ないTAVIを選択した。

 治療は12月26日に実施。

右脚の付け根から、牛の心膜からつくった生体弁を先端部に付けた

バルーン(風船)カテーテルを挿入して心臓まで到達させ、

バルーンを大動脈弁の内側で広げて生体弁を留め置いた。

大動脈が極度に蛇行し、カテーテルを通す過程で血管が破れる心配もあったが、

約2時間40分で治療を終えた。

女性は翌日から食事ができ、2日後からリハビリを開始。

2月13日に自宅に戻った。

 カテーテルを挿入した循環器内科の山本孝講師は、

高齢だったが患者本人も家族も治療に前向きだった背景を説明し、

「どんな患者さんにもTAVIが最善でないが、高齢というだけで治療を諦める必要はない」と話す。

 

この女性は、普段から畑仕事をするなど

一般的な99歳に比べて身体を動かしていたこともあり

手術に耐えれると判断したのでしょうね?

 

この年齢での手術はあまり聞いたことがありませんが

今後はどんどん増えていくのではないでしょうか?

 

痛みもそうです。

年齢だから・・・? あきらめる??

いやいや・・・痛みと年齢は関係ありませんから・・・。

何歳だって、痛いものは痛いんです!

ワタシはいつもそう思っています。

 

 

本日も午後6時まで診療しております。

  0463-71-8115

 

 

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