ペニシリンの発明からさかのぼること約5万年前に、
歯の膿瘍に苦しんでいた旧人類ネアンデルタール人の若者が、
天然の抗生物質や鎮痛成分を含む草木を食べていたことが分かった
とする研究論文が8日、発表されたそうです。
研究チームによりますと、現在のスペインに当たる地域に住んでいた
ネアンデルタール人の男性が、抗生物質を産生するペニシリウム属の
真菌を摂取し、サルチル酸を含むポプラの木の破片を噛んでいたそうです。
サルチル酸とは現代の鎮痛薬アスピリンの成分です。
そんな昔から経験的に薬を使う事を覚えたのか?
薬用植物を効果的に使う事を知っていたのですね?
また、それを知ることのできる現代人もすごいです。
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